リストのハンガリー狂詩曲第2番のMIDI打ち込みです。
Pianoteq 6 Steinway D で録音。
http://musikirin.com/wp-content/uploads/20../hung2v1.6.mp3
中学校のころから1年に1回くらい修正して、かれこれ15年になっているファイルで、ここ数年Pianoteqがアップデートするごとに触っており、だいぶ自然な演奏に仕上がってきました。
変更点
Hungarian Rhapsodies No.2はゆったりとしたLassen(ラッサン)と快活なFriska(フリスカ)で成り立っています。
Friska部は歯切れよく快速なテンポを打てば聞けるようになるのですが、Lassen部はゆったりと揺れるテンポが特徴で、MIDI打ち込みでは自然なテンポを表現するのが非常に難しい場所です。
付点四分音符 + 八分音符のリズム変更
今までは発音の位置をできるだけ動かさず、テンポだけで表現しようと試みていましたが、曲調に合わせて、発音位置も動かしてよいのでは?という考えから、Lassenのリズムに大幅な変更を加えました。
上は約0:47くらいの画像です。Lassen部全体にこのような変更を加えることで、単調なリズムに動きを持たせることに成功しました。
1小節目のテンポを変更
Hungarian Rhapsodies No.2は、Cisの連打で始まります。非常にインパクトがある、10分ほどの楽曲の導入にふさわしい前奏ですが、127の強弱しかないMIDIでは表現が難しく、もったりした演奏になっていました。
今回は、2小節目に出てくる三連符のリズムに変更を加え、歯切れを良くする方法をとりました。
「タラララ」から「タンラララン」と、徐々に加速させることで、1小節目のインパクトを引き継ぎ、飽きる時間を後ろに伸ばす施策です。
まとめ
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